自殺後の世界

自殺後はどうなる

 

この地球上で人間が死ぬ、死んだということは、もうこの世にはいなくなってしまったということである。
家族や愛する人、友人、知人は悲しみに打ちひしがれるだろう。
しかし、死んだ本人は、実は生きているのである。
この世、地球にはいないだけである。
肉体は失ってしまったが、死んだ人の霊(魂)はずっとずっと何千年いや終わりがなく生き続けるのである。
この世で生きていた時の性格や考え方などはすべてそのまま持ち続け、肉体の無い霊として霊界で生活していくのである。
この世からは霊界は見えない。我々は死んだ人を見ることはできない。
しかし、死んだ人からは我々が見えているのである。
あなたのすぐそばに来て話しかけているけれど、あなたには何もわからない。
人間は必ず肉体の死を迎える。
死んでから霊界へ行ったとき、この世で生きているうちに死んでも(肉体が無くなっても)ずっと生き続けていくということを知っていたか知っていなかったかで、霊界での生活の最初の一歩がまるっきり違うものになる。
知っていた人は、ある程度すんなりと霊界へ入っていけるが、人間は死んだらおしまいだ、何もかも無くなってしまうと思っていた人は、暗く寂しいところで自分の意識を持ちながら、自分が死んだことがわからず、右往左往して自分が死んだということがわかるまで不安の中で悩み、苦しみ続ける。
自殺した人はあの世へ行っても寿命で死んだ人とは全く違ったあの世の生活となる。
脅すようで申し訳ないが、自殺した人はあの世で苦しみの連続となる。
何故だ、何故だ、こんなバカな・・・
私は死んだはずなのに、なんでこうして生きているのだ??
肉体はないけれど、霊(魂)はあるので、生前の性格、考え方はそのままなので自殺した人は死んだことに気づかない。
あれだけ悩んで苦しんで自殺したのに何故生きているんだ??
いつまでも自問する。
寿命が来る前に自ら命を落としたことについて自分自身が納得するまで自問し続ける。
自殺した人は、地縛霊や邪霊となる。
地縛霊とは、ちゃんとした霊界へ行けず、地上に近い部分にとどまり(幽界ともいう)地上の人間に憑依する。
地上の人間に憑依するのは、死んだ人と地上の人間と考え方などが同じで波長が合う人に憑依する。
死んだはずなのに死んでいないと思っているから、何度も自殺しようとする。
その何度も自殺するときに、地上の人間に憑依してその思いをかなえようとする。
「おっ、あいつ今自殺を考えているな、あいつと一緒に俺も死のう」
何度そうやっても何故生きているんだということになる。
電車へ飛び込んで自殺した人は、地上へ来て電車に飛び込む。
それでも「あれっ、何故生きているんだ」となる。
やっかいなのは、人間に憑依してその人を苦しめることである。
憑依してその人の意識を操り、憑依された人は発狂したり異常行動をしたりと時には精神病院へ行くことになる。
自分が死んだということがわかるまでに、こういう期間が何十年、何百年となる例もあるようだ。
しかし、どんな自殺霊や悪霊でも必ずどこかで霊界の高級霊や人を助けたいと思っている霊が救い上げて明るい霊界へ連れて行ってくれる。
そのときは、自分が寿命を待たずに自ら死んだという間違いを理解し、悔い改めた時に助けられる。
自ら命を絶つということは、法則を破る事であり重い罪が課せられる。
その他に、意図的に人間に害を及ぼしている霊もいる。人間に憎しみを抱き、暗示をかけたり、憑依したりして、殺人や自殺をそそのかす。そんな場合は、殺人者は無意識だから、罪悪を犯した記憶がないことになる。なのに裁判官は、そういうことを知らないがために、殺人罪を適用する。
この世に生きている間には、いろいろな悩みや苦しみがあり、それから逃れることはできない。
逃れるということは自ら命を絶つということである。
人生には、悩み、苦しみ、不安などが多くあるが、それはこの世での試練なのである。
人には、抱えきれないほどの悩みは与えられていないし、解決できないほどの悩み、苦しみの重荷は与えられていない。
これは誰一人として違うことはない、すべての人がそのようになっている。
この世は、肉体を失って霊界へ行ったときの学習の場なのである。
霊界とは、とっても素晴らしいところであり、この世にない色彩、音楽、芸術があり素敵な景色もあり退屈するところではないらしい。
とってもいいところだからと言って、寿命を全うせずに自ら死んではいけない。
霊界へ行ったときのためにこの世で学習し、肉体が亡くなった後のことを十分理解することである。
この世の学習の一番大事なことは、自分より他人のためにということである。
他人のために見返りを求めない奉仕と愛をささげることである。
霊に憑依されるのではないかと不安が生じた場合は、”自分は自分の身体の主なのだ””ほかの何者にも入らせないぞ”と自分に言い聞かせる。それと同時に、心に邪心や悪感情を宿させないようにする。

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