三間山とシャクナゲ
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  三間山は、御岳の登山口、濁河温泉の北西に見える山です。一間は尺貫法の単位で、約1.8mに相当します。一間は、畳の長さとして使われることもあります。間は、もともと建物の柱と柱の間のことでした(ウッキペデア)。京都の三十三間堂といえば、柱の間の数に由来します。
 さて、三間ならば5.4mということになりますが、三間山の名の由来はよくわかりません。濁河温泉から三間山を見ると、山頂部は平らな台形状の山であるため、山頂部に幅があるという意味なのかもしれません。
 山頂三角点は、ハクサンシャクナゲの中にありました。三間山の南には石楠花沢があるので、付近はシャクナゲが多いのでしょう。ハクサンシャクナゲは、北海道、本州の中北部、四国に分布します。赤みをおびた白い花を咲かせます。(濱野、2005)
 三間山へは、御岳少年自然の家跡から林道を歩きます。林道終点から、伐採地跡の浅い沢を薮こぎするしかありません。最初は、倒木、伐採木を乗り越えます。やがてささ藪の中を登ると山頂平坦部に着きます。山頂平坦部の南端に三角点がありました。
【文献】濱野周秦(2005):葉っぱでおぼえる樹木、柏書房
御嶽山と濁河温泉
【登頂日】2010年10月17日
【標高】1800m
【場所】岐阜県下呂市小坂町
【記録】9:45 御岳少年の家(林道ゲート) 10:25 林道終点 12:40 山頂着 13:20 山頂発 14:20 林道終点 14:55 少年の家