権平山と天保林 |
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下呂市小坂町赤沼田から赤沼田上田俣林道を行くとと、赤沼田国有林に入ります。その奥にあるのが権平山です。付近の角助山、兵衛山、与十郎谷などとともに、人名に由来する山名ですが、由来はわかりません。字名は、赤沼田山となっています(小坂の三角点)。 赤沼田国有林には、江戸時代に植林された天保林(赤沼田天保ヒノキ植物群落保護林)が保存されています。小坂の森林は、江戸時代、幕府の天領林政の元にありました。江戸時代後期には、森林が枯渇してきて植林がなされました。赤沼田村では、天保13年、1890本、翌14年には2189本植栽したといいます。苗木は天然の稚樹を山引きしたもので、ヒノキやサワラを植えました。明治・大正時代に枝打ち、間伐が行われましたが、それ以降は手を加えていません(説明板による)。天保林は遊歩道で見学できます。 山頂下まで林道があるので、そこから植林跡の尾根を登りました。所々作業道がありますが、薮こぎになります。山頂付近は、ヒノキが切り残されており、林床は歩きやすくなっています。急登の後、山頂の岩場の上に三角点がありました。山頂の北側には白山が見えました。また、尾根の途中からは御嶽山や乗鞍も見えました。 【文献】小坂の三角点調査委員会(1988):小坂の三角点、小坂町教育委員会 |
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【登頂日】2010年11月7日 【標高】1456m 【場所】岐阜県下呂市小坂町 【記録】10:00 林道ゲート(天保林の上、大萱谷) 11:10 赤沼田林道分岐 11:40 3つ目の尾根へ 12:25 山頂着 13:15 山頂発 13:55 林道 14:10 林道分岐 14:55 林道ゲート |