濁河山と濁河温泉
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 御嶽山登山口でもある濁河(にごりご)温泉は、海抜1870m、濁河川上流の湯の谷から湧出し、泉温は60℃といわれます。発見年代は、覚明行者の御嶽山開山の時と伝えられ、明治20年頃より宿泊可能となりました。泉質は炭酸泉で石膏を含んでいます。河床から湧出する温泉の石膏が、水を濁らすため、濁河と名づけられました。(角川日本地名大辞典)
 下呂市小坂町から濁河温泉に向かう途中、濁河川がうがつ山のひとつが濁河山です。公衆トイレのある駐車場から送電線巡視路を利用して登ることができます。20番鉄塔に着いたら、そこから藪こぎが必要です。山行当日は残雪があったため、残雪と切り開きを利用して登れました。山頂部は広いですが、朝日町側がカラマツの植林地のため、カラマツ林の境を捜すと、三角点が見つかります。山頂部からは、眼前に御嶽山が大きく見えました。
 山に登った後、濁河温泉に入りました。温泉は人入りが少なく、熱めのお湯が気持ちよく感じました。露天風呂からコメツガ林を見ながら、うららかな春を楽しめました。
【参考】角川日本地名大辞典編集委員会(1980):角川日本地名大辞典岐阜県、角川書店
山頂部からの御嶽山
【登頂日】2009年4月19日
【標高】1634m
【場所】岐阜県下呂市小坂町落合
【記録】11:25 駐車場(40番鉄塔入口) 11:50 分岐 12:05 40番鉄塔 12:35 山頂着 13:25 山頂発 13:40 40番鉄塔 14:10 駐車場