妙法ヶ岳とお寺めぐり
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 谷汲山華厳寺は、西国三十三番の最後の札所であり、創立は延暦十七(798)年、現在も多くの人々の信仰を集めています。開祖は豊然上人、本尊は、十一面観世音菩薩(秘仏)です。(華厳寺ホームページより)
 華厳寺の背後にあるのが、妙法ヶ岳です。寺の参拝道が自然に登山道につながっており、途中には、タヌキの石像や、華厳の滝など、変化があります。山頂を越え横蔵寺方面に下ると、山中にあった横蔵寺の馬場や仁王門跡などがあり、歴史に思いを寄せながら山行が楽しめました。途中のタヌキの石像は、日光のミザル、イワザル、キカザルがタヌキに変わっており、おもしろいと思いました。
 横蔵寺は、延暦二十(801)年、この寺の薬師如来像は、比叡山延暦寺の本尊と同じ木から彫ったもので、開祖は最澄と伝えられます。多くの僧兵を擁していましたが、戦国時代に、兵火に焼かれ、江戸時代に現在地に移りました。(案内板より)
 妙法とは、仏教用語で「不可思議な法」というような意味があります。もちろん、華厳寺や横蔵寺にちなんだ名前でしょう。
【文献】岐阜県山岳連盟(1993):続ぎふ百山、岐阜新聞社
華厳寺から登ると出会う石像
【登頂日】2011年3月30日
【標高】667m
【場所】岐阜県揖斐郡揖斐川町
【記録】10:30 華厳寺駐車場 11:30 奥の院 12:05 山頂着 12:45 山頂発 13:45 606m峰 14:20 旧横倉寺跡 15:00 横蔵寺駐車場