高落場山
(1122m)
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2018年5月12日 天候:曇り一時晴れ

富山県南砺市

9:35 登山口(若杉) 10:15 唐木峠 11:45 草沼山方面分岐 11:50 山頂着 12:35 山頂発 12:50 兜ブナ 13:20 草沼山 13:45 林道 14:20 綱ヶ池看板着 15:15 綱ヶ池発 15:50 夫婦滝 16:05 登山口

草沼山より高落場山
 B級山岳会の山行。メンバーは、Kさん、Mさん、Nさん、Yさん、そして自分。清見インターで待ち合わせをし、五箇山インターで下道に入る。五箇山トンネルを越え、砺波平野の見える駐車場でYさんと合流する。高清水林道を少し入り、若杉登山口から登り始める。
 雪国らしく、ユキツバキの濃い赤色の花を見ながら登る。唐木峠まで、所々石畳があるが、かつては重要な峠道だったようだ。植物に詳しいYさんのおかげで、スミレサイシン、ナガアシスミレ、イカリソウ、マキノスミレなど教えてもらい、可憐な花の写真も撮影する。
 唐木峠で休憩する。ここから急坂が始まる。林床にはショウジョウバカマやイワカガミ、所々、残雪が現れる。途中、砺波平野が一望できる。まだ白い白山から北側の山々が見えて歓声をあげる。涼風が気持ち良い。ブナ林が現れ、しばらく行くと山頂に到着する。
 天気は薄曇り。山頂からは、黒部五郎から薬師、立山、剱が見え、砺波平野の向こうには医王山が見える。金剛堂山から白木峰も見える。
 お昼は、カップ麺を食べる。Kさんからコーヒーをもらい、沸かして飲む。写真を撮って下山する。帰りは、ガイドブックに従い、綱ヶ池方面に向かう。
 見事なブナ林が素晴らしい。ブナの大木を縫って行くと、草沼山山頂。ここからの風景も素晴らしい。やがて、あちこちに雪をかぶった林道に入る。フキノトウがいっぱいあるので、少しだけ採る。雪が溶けた路面も、枝などがいっぱいある。
 綱ヶ池に降りると、湿原があり、ミズバショウが整然と顔を出している。池の周りも花が多い。ニリンソウがいっぱい咲いている。池を一周して、林道に戻る。林道をひたすら歩くと、夫婦滝がある。ようやく自動車に戻る。地元の山岳の方がみえ登山道の様子を聞かれる。クロハ温泉に入り帰途につく。

 ガイドブック(富山の25山・25湯、北国新聞社)によると、「高落場とは、倶利伽羅の戦いに敗れた平家の人たちが、落ち合った場所」という。