水晶岳(2986m)
各地山行目次

2001年8月15日 天候:晴れ一時雨

富山県上新川郡大山町

(鷲羽岳からのつづき)(8月15日)8:00 三俣キャンプ場 8:40 黒部源流(雲の平分岐) 9:55 岩苔乗越着 10:20 乗越発 11:00 水晶小屋 11:35 水晶岳山頂(南峰)着 11:50 山頂発 11:55 三角点(北峰)着 12:10 北峰発 12:45 水晶小屋着 12:55 小屋発 13:30 岩苔乗越着(祖父岳につづく) 

水晶岳山頂で
 (鷲羽岳からのつづき)(8月15日)3日目、鷲羽に登った後、三俣山荘でテントをたたんで、黒部源流にいったん降りる。鷲羽で足を痛めた松田さんは、なんとか歩けるようだ。黒部源流の石碑のところで1本たてる。ここで、雲の平に上がる急坂の道が分かれている。谷の向こうに黒部五郎が見える。ゆるやかな道を岩苔乗越へ。正面の三俣蓮華岳が立派だ。乗越で松田さんからフルーツをもらう。これはうまかった。荷物を起き、サブザックで水晶岳に行く。松田さんの足が危ぶまれたが、痛みがやわらいでなんとか登れるようだ。
 水晶小屋をすぎてから、しばらくすると岩峰になる。やがて、ハンレイ岩らしき岩にはキラキラ光る白い結晶が見える。これが水晶岳の名の由来の水晶のようだ。山頂は狭い岩山だが展望はすばらしい。雲が出てきたものの鷲羽に劣らない山岳景観である。北方には黒部湖や立山も見える。赤牛岳が大きい。雲の平、祖父岳との間のはるか下には高天原荘が見える。隣の三角点峰で乾杯。先ほど水晶小屋で買った缶ビール。松田さんのみコーラ。
 帰りに小さな水晶を拾って水晶小屋に戻る。林さんが前に登ったという野口五郎岳の稜線が見える。林さんからレモンをもらってかじる。小屋の人が、「これだけ気温が高いと今日も夕立があるから急いで行動したほうが良い」と言っている。岩苔乗越に着くと、山岳警備隊員らしき人がやってきて、不自由そうに歩いていた松田さんに、「足は大丈夫ですか」と聞いた。ここからメインザックをかついで雲の平を目指す。(祖父岳につづく)