祖父岳・雲の平(2825m)
各地山行目次

2001年8月15日 天候:晴れ一時雨

富山県上新川郡大山町

(水晶岳からのつづき)(8月15日) 13:40 乗越発 14:10 祖父(じい)岳着 14:40 祖父岳発 15:10 雲の平キャンプ場 (8月16日)5:50 雲の平キャンプ場 7:40 高天原峠 8:20 高天原荘 8:45 高天原温泉着 9:20 高天原温泉発 9:40 高天原荘 10:25 高天原峠着 10:35 峠発 12:20 雲の平キャンプ場着 13:20 キャンプ場発 13:50 雲の平山荘着 14:10 山荘発 16:40 薬師沢山荘着 (8月17日)6:20 山荘発 8:30 太郎平小屋着 9:20 小屋発 10:50 三角点着 11:20 三角点発 12:00 折立口  

祖父(じい)岳山頂より鷲羽岳
 (水晶岳からのつづき)(8月15日)岩越乗越でザックを背負って祖父(じい)岳へ。遠く見えたが30分で山頂に到着する。祖父岳山頂は、広々としていてケルンがあちこちにある。雲が多いが、薄日もさしているので、今日は雨は大丈夫だろうと話してのんびりする。下山をはじめると雲の平のテント場が真下に見える。テント場到着とほぼ同時にポツリと来る。大急ぎでザックからテントを出して張ろうとすると一機にザーッと降ってくる。雨の中、林さんにテントを張るのを手伝ってもらう。服はびしょ濡れになり、テント場のトイレで雨やどりをする。4時30分ころ雨は上がって晴れたので着替えをする。夕食のときは、蚊が多くてあちこちくわれる。ようやくテントでひとごごち。
 (8月16日)やはり、快晴。松田さんは、痛めた足が心配なのでテントで半日休むことにする。そこで、テントは雲の平に置いて、林さんと2人で高天原温泉に行く。奥スイス庭園から急坂を降りる。昨日、,松田さんに「足は大丈夫ですか?」と聞いていた女性2人とすれ違う。岩がごろごろしていたり、ぬかるんでいて歩きにくい道だ。オオシラビソの樹林帯に入ると、高天原峠。林さんがウグイスの鳴き声を真似ている。高天原山荘でビールを買って温泉へ。湯につかって乾杯。ちょうど他には誰もいない。湯はぬるめで白色に濁っていて平湯の温泉に近い。
 雲の平にもどると松田さんが待ちくたびれていた。昼食を食べテントをたたむ。雲の平を縦断して、薬師沢を目指す。池があちこちにあり、花の落ちたチングルマの茶色い穂が目立つ。雲の平山荘のテラスで、コーヒーを注文して飲む。
 ここは雲の平火山の溶岩がつくった台地だ。地上へ噴出した安山岩がごろごろしていて清流と池がある。尾瀬のような木道、向こうは黒部五郎や水晶、薬師。なぜか、ローズガーデンを口づさみながら薬師沢を目指して歩く。しかし、雲の平から薬師沢へ降りる道は岩をぬう急坂になる。ひざが心配だったのでゆっくり降りる。足を痛めた松田さんがきつそうだ。
 ようやく薬師沢小屋のが見えると安心する。つり橋を渡って小屋に着く。黒部源流と薬師沢の合流地点だ。テント場はないので小屋に泊まる。小屋の前で、ビールで乾杯。小屋の中に自炊室があり食堂の机が使える。イワナ釣りも多いらしい。林さんが、さかんに小屋の「サービスがいい」と言っている。
 (8月17日)またもや快晴。木道がひかれ、整備された道を太郎平に向かい折立に下山する。