塩見岳(3047m)
各地山行目次

2005年8月14日〜16日 天候:曇り一時晴れ一時雨

長野県長谷村

(8月14日)9:00 鳥倉林道ゲート 10:05 大鹿登山口 12:15 水場着 12:55 水場発 13:50 三伏峠小屋テント場 (8月15日)4:45 三伏峠小屋発 5:00 水場(もどる) 5:30 三伏山 6:20 本谷山 7:53 塩見小屋着 8:15 小屋発 9:15 山頂着(西峰) 10:00 山頂発 10:40 塩見小屋着 11:30 小屋発 11:40 塩見新道分岐 12:47 本谷山 13::45 三伏山 14:05 水場(もどる) 14:25 三伏峠小屋テント場 (8月16日)6:10 テント場発 7:00 烏帽子岳山頂着 7:15 山頂発 7:55 テント場着 8:35 テント場発 8:47 分岐 10:25 大鹿登山口 11:05 ゲート自動車着

山頂西峰からの富士山
 8月14日、朝松川を出て、鳥倉林道ゲートに到着する。天気は晴れている。林道を歩き登山口に到着。やれやれと思いながら急なカラマツ林を登る。ホタルブクロが咲いている。やがてコメツガ林、そしてほぼ水平な道になる。木橋がたくさんある。水場でラーメンを食べる。松田さんはクリームパンも食べ、体調が良さそうだ。そして最後の急坂を登りきると目的地の三伏峠小屋である。小屋はシラビソ林の中だ。小屋でテントの手続きをしてビールを買う。松田さんはジュースを買い乾杯しようという。待てないらしい。乾杯をしてからテントを張る。時間がいっぱいあるので、昼寝したり昭和史の本を読む。テント場はいっぱいでにぎわっている。山の歌を歌う人もいる。松田さんも歌いたいらしく穂高の歌をくちずさんでいる。夕方や晩に雨が降る。明日の天気が心配だ。
 翌15日、テントを基地にして出発する。雲がかっている。うす暗いうちに出発する。荷はテントに置いていく。水場へ寄ってから本道へもどり、塩見岳をめざす。天気はかんばしくない感じだ。塩見小屋へ到着して少し休み、カメラと小物だけ持って山頂をめざす。めざしているうちに、みるみる晴れてくる。西風が強い。山頂への登りは岩場できつい。槍に登るような感じである。山頂の西峰に着くと、向こうに富士山が見える。そして360度の展望だ。北岳、仙丈岳、蝙蝠岳、悪沢岳、荒川岳、伊那盆地が見える。赤石岳は、荒川岳の後ろのようだ。昨年苦労して歩いた兎岳も見える。東峰に移動する。富山からきた夫婦の写真を撮ってやり、かわりにビデオを撮ってもらう。思いがけない晴天に、みんな歓声をあげている。頂上を去るのがなごりおしいという人もいる。天気予報が完全にはずれる。
 塩見小屋まで下がって昼食のヤキソバをつくる。松田さんは食欲がないようで、すぐ昼寝してしまう。もときた道をもどると、だんだん曇ってくる。天気予報は悪かったのにラッキーだった。テント場に帰り、松田さんはまた昼寝の態勢に入る。自分は昭和史の本を読む。その晩は月夜だったが、夜半に雨が降る。
 16日、晴れている。今度はテント場近くの烏帽子岳に登ってから下山することになる。高山植物がきれいだ。タカネマツムシソウ(紫)、ミヤマトリカブト(紫)、トウヤクリンドウ(白)などがある。山頂からは逆光ぎみの塩見岳が見える。恵那山も見える。
 テント場にもどり下山開始。途中小雨が降る。林道を戻るとバスが止まっている。鹿塩温泉に入って帰る。