両神山
(1724m)
各地山行目次

2010年12月27日 天候:晴れ

埼玉県小鹿野町

 8:30 日向大谷 9:05 会所 10:25 清滝小屋着 10:50 小屋発 11:05 稜線 11:35 両神神社 12:00 山頂着 12:50 山頂発 13:15 両神神社 13:30 稜線 13:40 清滝小屋 14:30 会所 15:00 日向大谷  

山頂から白銀の浅間山
 天気は快晴。国民宿舎両神荘を出て、約30分で日向大谷に着く。松田さんは、温泉でくつろいだらしくご機嫌だ。ここの駐車場に自動車を置き、民宿の畑の中の登山道を行く。畑の中にカモシカを発見。それから登山道カーブを過ぎると、2匹のホンドリスも見る。ほぼ水平な道を約30分で、会所に着き、ここのベンチで少し休む。
 空は青いが、谷の中までは陽がささず薄暗い。落ち葉を踏みしめ沢沿いの登山道を登る。所々に石仏がある。「後800mで清滝小屋」の看板から急登になる。弘法清水で水を飲むと、ようやく清滝小屋が見えてくる。
 無人の小屋前で少し休み、裏の清滝で水を水筒に入れようとするが滝が凍っていた。鎖を伝って少し滝を登ったが、氷上で滑って転びあきらめることにする。危ないところだった。稜線に出ると、またカモシカに出会うが、カモシカはじっとこちらを見るだけで逃げる気配がない。こちらが近づくとようやく、道を開けてくれる。このあたりから、道に雪が着いているため、慎重に登る。
 ようやく鳥居が見えてくる。両神神社だ。社殿が2つある。オオカミの狛犬もある。ここから稜線を行くと、山頂だった。山頂からの展望はすばらしく、思わず歓声をあげる。八ヶ岳、浅間山、富士山、雲取山や金峰山らしき山々も見える。秩父、関東平野も見える。お湯を沸かしてカップラーメンを食べ、松田さんからコーヒーをもらって飲む。
 学生の頃、登った時は、曇りがちで遠望はなかったが、今回は展望が得られて満足する。学生の頃の当時の標柱の一部が残っていた。写真を一通り撮ってから頂上を辞する。誰一人会わない百名山だ。ブナやダケカンバがある。
 後は、ひたすら下山。帰りは4人の登山者に会う。午後3時には、登山口に下りる。自動車に戻り、一路、岐阜県をめざした。