芽室岳
(1754m)
各地山行目次

2024年7月18日 天気:曇り後時々晴れ

北海道清水町

 9:00 芽室川登山口 12:16 尾根分岐着 12:24 分岐発 12:47 山頂着 13:20 山頂発 13:44 分岐 14:56 登山口
 

芽室岳本邦(東峰)
 日高山脈北部、芽室川に沿う林道に入って終点広場が登山口である。先に軽トラックが停まっている。テントを広場に出して乾かしていると男性が1人降りて来る。地元の人だそうで、標高800mまで登ったが、ササ藪がひどく、ダニも多いので、他の山に切り替えるという。道は大丈夫か聞いてみると、地元なのでいつでも登れると思いやめたが、登ることに問題はないという。ただ、笹道がかなり上の方まで続くようだ。登山口の小屋は4,5年前の豪雨で流されたという。
 こちらが、剣山に登ったことを話すと、剣山のササ藪はどうか聞かれたので、剣山はしっかり刈り払いがしてあったことを説明する。水場は、登山口の川水しかないそうだ。Mさんはここで水を汲み、自分はキャンプ場で汲んだ水を使うことにする。北海道の川水はキタキツネの寄生虫の心配があり煮沸が必要なので、余分のペットボトルのお茶を、Mさんに使ってもらうことにする。
 いよいよ出発。最初はアカエゾマツの植林地らしく、等間隔で樹木が植えてある。やはり標高800m付近でササが道を覆うようになる。ササの裏に毛があるので、チシマザサではないようだ。日高山脈は、北海道でも太平洋側で雪は比較的少ないはずだ。Mさんは、暑さにまいったらしく、遅れ気味である。単調な道を登ると、やがてササは少なくなり、登山道がわかりやすくなる。
 登り切った所に、手書きの標識があり、芽室岳本邦(東峰)と西峰の分岐であることがわかる。Mさんが、だいぶ遅れたようなので、書き置きをして、標識の上に置く。ここから稜線を歩くが、ガスっていて、本峰がよく見えない。3つめのピークが山頂だった。日高山脈の主稜線だ。山頂の岩場には、三角点と清水町の山頂標識があった。
 山頂でラーメンを作っていると、Mさんが荷物なしで登ってくる。荷物は途中に置いて、昼食はパンを食べたという。小さな緑色に光る甲虫がたくさん飛んでくる。早々と退散する。この頃から、少しずつ晴れてきて、見晴らしが良くなった。十勝平野もうっすら見える。西峰が三角形でかっこいい。時間があれば登りたいところだが、降りることにする。分岐付近まで来ると、山頂がしっかり見えるようになった。あとはひたすら下山。