黒岳
(1984m)
各地山行目次

2022年7月29日 天候:晴れ

北海道上川町

5:40 白雲岳避難小屋 6:35 稜線分岐 7:45 北海岳 9:30 黒岳石室避難小屋着 10:15 避難小屋発 10:45 黒岳着 11:10 黒岳発 13:00 登山口(リフト乗り場)

山頂より白雲岳(左)と北海岳(右)
 白雲岳避難小屋から稜線の白雲岳分岐に登る。ここにも構造土がある。Mさんは、足が痛いようだ。そのため、白雲岳には登らず、旭岳にも登らず、黒岳から層雲峡に降りることにする。
 稜線から少し降りるが、ここから北海岳へは広大な平原だ。雪渓を渡り、構造土の写真を撮りながら歩く。Mさんは歩行がつらそうだ。北海岳の山頂から旭岳方面から黒岳方面が見える。強風のため、少し休んだだけで、黒岳石室をめざす。
 一度谷に降りて登り返す。Mさんは何年か前に一度歩いている。途中、岩場でエゾシマリスを見る。広い谷に降りると、雪渓から流れる沢がある。エゾコザクラのすごい群落がある。濃い紫色の花が美しい。2度ほど登り返すと、黒岳石室に着く。
 この小屋は、大雪では珍しく売店がある。コーラと手ぬぐいを買う。Mさんもたどり着く。Yさんが近くの桂月岳に行きたいようだったが、桂月岳から戻った登山者が親子のクマを見たという。小屋番の男性は、「クマを刺激しないように行って来てください」とのことだが、Yさんはやめる。やがて、桂月岳の中腹に本当に親子クマが見える。何百メートルの距離だ。小屋番の男性は、屋根に登り警戒している。
 しばらく休んで黒岳に向けて出発する。わりと楽に黒岳山頂に着く。最初は、旭岳方面が見えたが、だんだんガスが湧いてくる。黒岳から層雲峡への道は険しい。でも家族連れなど、たくさんの人が登ってくる。Mさんはたいへんだが降りるしかない。ひたすら降りる。エゾキンバイソウの群落がある。道は整備されている。遙か下にリフトやロープウェイが見える。
 先にリフト乗り場に着き、3人の切符を買って待つ。次にYさんが到着。Mさんを迎えに行き、荷物を肩代わりするという。その後、Mさんが疲れた様子で到着する。リフト、ロープウェイに乗り、層雲峡に到着する。町でカレーを食べ、温泉に入る。バスで旭川に向かう。