化雲岳
(1954m)
各地山行目次

2022年7月27日 天候:曇り時々晴れ

北海道上士幌町

8:00 南沼幕営地 9:02 トムラウシ北側分岐 11:20 天沼(昼食) 11:50 天沼発 12:24 ヒサゴ沼南分岐(尾根へ) 13:08 ヒサゴ沼北分岐 13:23 化雲岳着 13:43 化雲岳発 14:11 巻き道合流 15:30 五色岳着(沼ノ原分岐) 15:45 五色岳発 16:32 忠別岳避難小屋降り口 16:55 忠別避難小屋着

化雲岳山頂部、化雲岩のある所が山頂
 南沼幕営地から岩塊を乗り越えて行く。ツアー登山のテントがまだ4つある。そこの若者1人に聞くと、テントを乾かして全部背負って降りるという。たいへんだ。
 やがて北沼に着き、トムラウシの北側分岐の目印がある。ここから、土壌の凍結融解でできた構造土の写真を撮りながら、ゆるやかな斜面を登ると、Yさんが女性と話している。女性によると、忠別岳付近のハイマツのところで、ヒグマが近くにいたという。後ろの登山者が、ヒグマが隠れているのを見たそうだ。また、白雲岳避難小屋では、ヒクマがうろついているとか。昨日は、テント泊の人も小屋に泊まったという。やがて女性といっしょらしい男性が向こうから登ってくる。一瞬、トムラウシが雲ノ中から現れる。女性は、東大雪から登るなんてすごいという。トムラウシ付近は、北海道では東大雪というらしい。
 ここから男女とすれ違い、岩塊を降りる。Yさんが、岩塊の上にナキウサギを見たという。自分も2匹見る。小さな動物だ。チイチイ言う声が、鳴き声らしい。
 天沼のほとりで昼食とする。パンを食べる。時間がかかるのでヒサゴ沼へは降りないことにして化雲岳に向かう。なだらかな山頂に化雲岩が見える。岩の横で記念写真を撮る。
 ハイマツをくぐりながら、ひたすら歩くと、忠別岳避難小屋下降点に着く。大きな雪渓を渡る所で雨がポツリポツリと来る。急いで、雨宿りのつもりで小屋を覗き、こんにちはと挨拶する。4人と2人のパーティのみだ。テントはやめて小屋に泊まることにする。4人は、ツアー登山でガイド男性2人とお客の女性2人だ。男性は、小屋番のように、てきぱきとやっている。女性は花に詳しく、同じく詳しいYさんと話しをしている。別グループの2人は男女で、植生調査に来たという。女性の修士論文の調査をしているとのこと。植物や動物に詳しいYさんの出番だ。北海道の高山植物について女性にいろいろ聞いているが、女性はまだ学生なので、調査の植物以外はよくわからないとのこと。
 雪渓の末端へ水をくみに行く。Yさんは、ガイドさんからろ過器の水をもらう。その夜は、ぐっすり眠れる。(忠別岳に続く)