聖岳(3013m)
各地山行目次

2004年8月4、5日 天候:晴れ・曇り時々雨

長野県南信濃村

 (8月4日)7:55 便ヶ島登山口 8:33 西沢渡着 8:55 西沢渡発 14:40 尾根着 14:55 尾根発 15:15 聖平小屋テント場 (8月5日)8:15 聖平小屋 8:40 尾根分岐 10:00 小聖岳 11:40 聖岳山頂着 13:35 聖岳山頂発 16:00 兎岳 17:00 小兎岳 18:15 中盛丸山 18:35 分岐 19:25 百間洞山の家テント場着(赤石岳につづく) 

聖平分岐で
 (8月4日)便ヶ島は駐車場も広くテント場も整備されている。ここから西沢渡まではほとんど平坦道を行く。西沢渡からが急坂の連続である。最初はコメツガ、そしてシラビソの樹林帯の中を休み休み登る。2150m付近で松田さんが待っていたので昼食をとる。
 高度計が2300mを指すころ尾根に出る。本日は快晴で、聖岳が高くそびえている。反対側には上河内岳から光岳(てかりだけ)の稜線もよく見える。高校生の引率の先生らしき人がいる。11時に登って来て、生徒は天気が良いので荷物を置き聖山頂に登っているとのことだった。尾根を反対側に少し下って聖平小屋に着く。
 付近はシラビソ林で、蓼科のように縞枯れしている感じである。さっそくテントを張ってくつろぐ。松田さんはテントの中で昼寝。高校生や大学生などもテントを張っている。天気図を書いた高校生の話が聞こえてきた。急に台風ができたらしい。だんだん雲がわいてくる。その夜ラジオを聞くと、台風が四国に上陸した。時々雨が降り、テントをぱらぱら、ザーッとたたく。
 (8月5日)翌日、天候の回復を待ち、雨が止んだときに聖岳に出発する。ダケカンバ帯を抜けると標高2662mの小聖岳である。ここからハイマツ帯になる。時々雨がぱらつく。
 最後の急斜面を登りきると聖岳山頂である。ときどき日差しもあるが、雨も降る天気は変わらない。松田さんも自分も山頂で昼寝をする。2時間近くねばったが、天候回復しないので、あきらめて聖岳から百間洞をめざす。
 聖を下ると、ガスが切れて次に登る兎岳が見える。ぎざぎざの稜線が険しい。実際かなりきつい登りで松田さんも疲れた様子。兎岳山頂でも2人ともあっくりしている。ここから稜線を登ったり降りたりするが、地図上のピークの位置がわかりにくくなる。途中の水場付近にテントを張れそうな場所があり、テントを張りたくなる。しかし先に進む。
 荷物が重く時間が思ったよりかかる。百間洞への巻き道がわからないと思ったら、もうひとつピークを越す必要があった。登らなくても良いはずだった次のピークをやっとで登る。その山頂が中盛丸山であることがわかる。丸山を降りて、百間洞への巻き道に入ると夕暮れの視界が開けてくる。赤石岳が赤く染まってどっしりしている。百間洞に着く直前に薄暗くなったので念のためヘッドランプを付ける。
 やっとで百間洞山の家に到着。少し離れたテント場には、2張りしかテントがなかった。暗い中テントを張り食事を取る。(赤石岳に続く)