白雲岳
(2230m)
各地山行目次

2024年9月18日 天気:晴れ時々曇り・晴れたり曇ったり

北海道上川町

(9月18日)7:15 銀泉台 7:25 林道終点 7:50 第一花園 8:20 奥の平 8:36 駒草平 9:50 赤岳山頂着 10:10 山頂発 10:36 緑岳分岐 10:50 白雲岳分岐 11:22 白雲岳山頂着 11:36 山頂発 12:05 白雲岳分岐 12:35 白雲岳避難小屋
(9月19日)6:05 白雲岳避難小屋 6:35 白雲岳分岐 7:30 北海岳 8:40 黒岳石室 9:05 黒岳山頂着 9:15 山頂発 10:10 リフト乗車場 10:35 リフト降車場 10:50 ロープウェイ駅(登山道へ) 11:40 黒岳登山口 11:50 層雲峡駐車場  

白雲平より白雲岳
 (9月18日)6時すぎ層雲峡発のバスで銀泉台へ。途中、ダム湖畔で乗った人を含めると、バスはほぼ満員になる。銀泉台の森林管理所事務所でバッジを買い、登山名簿に記入して出発する。
 天気は快晴。バスの人がいっせいに登り出す。ほとんどが日帰りのようだ。自分は荷物が重いので後から出発する。ダケカンバ林の中を登る。
 バスの男性ガイドさんに抜かれる。しばらくして、ガイドさんが戻って来たのであいさつすると、観光協会に頼まれ、第一花園まで行って紅葉の写真を撮ってきたとのこと。「登山楽しんで来てきださい」とお言葉をいただく。70歳くらいの女性と抜いたり抜かれたりして話をする。
 ハイマツ帯まで登ると風が強い。予報どおりだ。しかし、知らない遠い山々が、ハイマツの上に見える。紅葉がきれいだ。ナナカマドはむしろオレンジで、真っ赤になる別の葉がハイマツの近くにあることを知る。寒いので上着を着る。2段の階段状の地形登り着ると、岩場がありそこが赤岳山頂だった。
 赤岳山頂は、けっこうな風だが、10人程度の登山者がいる。紅葉狩りの人は、ここで引き返す人も多いようだ。先ほどの女性も寒いからここで降りるそうだ。自分はパンを食べて、風の中、出発する。帽子が飛びそうになるが、ゴムの帽子止めが役立つ。
 予想どうり、後は稜線の道である。構造土の写真を撮りながら、見覚えのある白雲岳分岐にけっこう早く着く。クマに注意の看板がある。ザックの残置厳禁とある。小屋近くにヒグマが出るためだろう。まだ時間も早いので、リュックを背負って白雲岳山頂を目指す。
 白雲岳山頂は2度目だ。4,5人の登山者がいる。トムラウシ方面は雲が湧いている。前回は雪渓があったが、今回は秋なので無い。男性が「バスやロープウェイの最終時刻が早いので気をつけて」と話している。自分は、「小屋泊まりだ」というと、「そうならゆっくりできますね」と言って下っていく。
 昼過ぎに、懐かしい白雲岳避難小屋に着く。小屋播のお姉さんに聞くと、今年ヒグマはあまり姿を見せないとのこと。それでも雪渓の有る頃は、何度か小屋周辺に現われたようだ。水場は何とか湧いているという。風が強いので、小屋の中で、お湯を沸かしてコーヒーを飲み、けっこうくつろぐ。結局泊まる人は、5,6人のようだ。夜、稜線上に満月に近い月が見える。
(9月19日)風の中、6時過ぎに小屋を出る。昨日より雲が多い。小屋を振り返りながら、30分ほどで白雲岳分岐に着く。昨日、白雲岳に登って良かった。白雲岳は、時々ガスが切れて姿を現す状態だ。
 ここから強風の中、北海岳を目指す。見覚えの有るベンチや構造土が過ぎる。緩い傾斜を登ると、強風の北海岳だ。一昨年歩いたルートで黒岳石室を目指す。お鉢平出口の沢まで降りると、青空が出て紅葉がきれいだ。黒岳石室まで、誰にも会わなかったが、小屋前にも誰もいない。少したってテント場方面から男女2名の登山者が来る。大きな荷物だ。
 黒岳山頂手前で、降りて来る外国人の男性とあいさつする。山頂には誰もいない。山頂で紅葉の山々を楽しんで、層雲峡方面に降りる。こちらの斜面は風陰になっていて、風は弱くなる。これが層雲峡の紅葉だと思いながら降りると、案外早くリフトに着く。リフトは止まっていたが、担当者がいて動かしてくれる。しかし、ロープウェイは強風のため運休とのこと。ロープウェイ駅でも確かめたが、いつ復旧するかは未定のようだ。登山道は1時間ほどで降りれるそうだ。ここで、缶コーヒーを飲んで、登山道を降りることにする。
 登山道を降りると、何名かの登山者とすれ違う。ロープウェイなしで登る人もいるらしい。1時間ほどで、懐かしい層雲峡だ。駐車場で、靴を履き替え、覚えの有る食堂でカツカレーを食べる。黒岳温泉に入り、ビジターセンターも見学する。