アポイ岳 (870m) |
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2024年7月25日 天気:霧後晴れ
北海道様似町
7:05 アポイ岳ビジターセンター駐車場 8:08 三合目 8:33 五合目山小屋着 8:50 山小屋発 9:52 馬の背(八合目) 10:12 山頂着 10:28 山頂発(お花畑コースへ) 10:56 旧幌満お花畑 11:38 馬の背 12:00 五合目小屋 12:20 三合目 13:00 アポイ岳ビジターセンター駐車場 | |
![]() 馬の背よりアポイ岳 |
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晴天の中、浦河町の宿を出発する。やがて霧の中に入る。山の霧かと思ったが海霧らしい。Mさんは2度目、Yさんは3度目だ。ビジターセンターの駐車場で足下を整え、霧の中を登り始める。霧は晴れそうだ。トドマツとアカエゾマツの森林帯を行く。男女3人組が追い越す。1人の女性は、おしゃべりなようで、結構、大きな声で話している。やがて小さな川を渡る。2つめの川で、Yさんがニホンザリガニを見つける。前も見つけた所だそうだ。 五合目の小屋に来ると、霧が晴れて青空になる。足下は、霧の雲海だ。アポイ岳の山頂も見える。ここで休んでいた3人組は先に出発する。小屋から上は、急な尾根筋の道になる。アポイ岳は、地下のマントル物質起源のカンラン岩、蛇紋岩の山で、植物も固有なものが多いという。確かに岩石は、カンラン岩、蛇紋岩だった。 Yさんに、キタゴヨウマツ、イブキジャコウソウ、キンロバイ、オヤマソバを教えてもらう。馬の背まで来ると、素晴らしい展望だ。山頂が雲に目隠れしている。遙か下の小屋や雲海も見える。展望の尾根を登り、山頂下の急斜面を登ると、ダケカンバに覆われた山頂だった。低山ながら山頂は森林限界の上になる。なぜか山頂だけダケカンバ林になっているのは謎だと、山頂の表示板に書いてある。山頂の南側はダケカンバ林が山頂から下につながっているので、ここは襟裳岬に近いこともあり、冬の強風の関係ではないかと思う。 山頂には、やはり1等三角点。前の3人組は山頂にいたが、さらに奥の稜線に向かう。自分たちは、軽く食べて、お花畑コース経由で帰ることにする。こちらの道は、ずっとダケカンバの林になっている。旧幌満お花畑に着く。下界の港やビジターセンター、五合目小屋が見える。このお花畑には、ヒダカソウが咲いていたが、盗掘により無くなったいう。そのため、登山道に沿うところで、ヒダカソウは咲かなくなり、この下の登山道は閉鎖になってしまった。 ここから水平な道で、馬の背のコースに戻る。アポイ岳ジオパークビジターセンターに下りると、陽が暑く、アポイ岳の山頂が見える。センターでバッジを買い、少し見学をする。もっと見たかったが、フェリーに乗るため苫小牧に向かう。 |