鹿島槍ヶ岳(2889m)
各地山行目次

2003年8月13日 天候:晴れのち曇り

長野県大町市

 (8月13日)7:00 五竜岳山頂発 8:25 北尾根の頭 8:45 口の沢のコル 9:35 キレット小屋着 10:00 キレット小屋発 11:10 北峰分岐 11:20 鹿島槍ヶ岳北峰山頂 11:35 北峰発 12:10 鹿島槍ヶ岳南峰山頂着 13:10 南峰発 13:40 布引岳 14:20 冷池山荘着
 (8月14日) 6:40 冷池山荘発 7:00 爺ヶ岳山頂 8:20 種池山荘着 8:35 種池山荘発 10:10 扇沢出合い 10:25 扇沢バス停    

南峰直下
 (8月13日)五竜岳から鹿島槍方面に降りる。かなりの急坂である。なぜか亜麻色の髪の乙女を口づさむ。ハシゴを使って北尾根の頭を登ると平地になっている。口の沢のコルを越えると登りになる。信州側から霧が出るため視界が悪くなる。
 やっとでキレット小屋に到着する。思わず缶ビールを買って飲む。ここから八峰キレット。一番の難所だ。下が切れていて霧の中にある。松田さんに振り向いてもらって写真を撮る。ひたすらよじ登る。
 北峰の分岐に着く。荷物を置いて北峰に登る。信州側からかなりの雲が湧き出てきた。ときどき、五竜や白馬岳が見える。北峰でばんざい。分岐までもどって、雪渓から雪を削って缶ビールとともにビニール袋に入れる。南峰で冷たいビールが飲めそうだ。
 南峰は、わずかに雲の上に出ている。しかし、向いの立山にもようやく雲がかかってきた。写真とビデオを撮影する。10人ほどの登山者が休んでいる。ビール、松田さんはコーラで乾杯する。あまりにも気持ちがよいので、10分程度昼寝をする。ギフチョウらしきチョウが来たので写真を撮る。
 雲も上がってきた。ようやく冷池山荘方面に下山開始。こちら側は、なだらかで歩きやすい。松田さんは先をどんどん歩く。やがてオオシラビソやお花畑が現れ、テント場を過ぎると、冷池山荘がある。少し早いがここで泊まることにする。
 冷池山荘は大満員。炊事場(喫煙場)をひとりじめしているグループに対して、怒っている人がいる。山では仲良くしたいものだ。
 山荘の炊事場に以下の張り紙。「剣岳に雲がかかり南風が吹くと雨が早く降る。」「剣岳三ノ窓付近が雷雨になると、鹿島槍40分から1時間後雷雨のおそれ」
 夜、天気予報どうり、停滞前線の雨が降り始める。
 (8月14日)本日は雨。カッパを来て、まず爺ヶ岳をめざす。コルは風が強い。中峰に登ると、女性が2人。カメラのシャッターを押してもらう。ガスで何も見えないので早々と退散する。ひたすら歩いて下ると、ガスの中にいきなり種池山荘が現れる。雨脚はますます強い。
 山荘で少し休んでから、扇沢に向って柏原新道をひたすら降りる。松田さんは、どんどん登山者を抜きながら、下っていく。ついていくのが苦しい。やがて、川音が聞こえ、自動車の音が聞こえると、出合いである。タクシーが5,6台待っていたが、バス停まで歩くことにする。すぐにバスに乗れる。10:50には大町駅に着く。