大日ヶ岳(1709m)
飛騨美濃山行目次

2003年9月14日 天候:晴れ時々曇り

岐阜県郡上郡高鷲村

10:05 蛭ヶ野高原登山口(980m) 11:05 一服平着(1366m) 11:15 一服平発 12:15 山頂着 13:15 山頂発 14:05 一服平着 14:15 一服平発 15:00 登山口        

山頂より蛭ヶ野高原と御嶽
 蛭ヶ野口の登山口からだらだらした登りが続く。階段状に急坂もある。火山らしく、すそ野の広い山だ。最初はヒノキの植林地、ミズナラ、イブキザサ。一服平付近からはチシマザサ、ブナ林になる。
 一服平の手前で東京歩こう会に入っているという女性を追いぬく。女性から前のグループに追いついたら伝えてほしいと言われる。「忘れたストックを取りにもどったが元気に歩いている。」という内容だ。また日本300名山をやっている人がいるので、この山に来たということだった。どうやら大日ヶ岳は全国区の山らしい。一服平でそのグループに追いついたので伝言を伝える。
 一服平は、ブナに囲まれた平地である。木立の間から青空が見える。その後も、ゆるやかな登りが続く。松田さんとしゃべりながら登る。ぬかるみがあるが、山頂近くになってチシマザサのササ原となり展望が開ける。御嶽、白山、別山が見える。北アルプスは雲に覆われている。紫のリンドウの花や赤いナナカマドの実もある。
 ウラジロモミの間を抜けて、チシマザサの急斜面を登り切ると山頂だった。10数人が休んでいる。山頂には、一等三角点の他、大日如来の石像や標柱がある。蛭ヶ野高原方面の展望はすばらしい。御嶽とその手前に鷲ヶ岳が正面にある。奥美濃の山々も見えるが、山頂表示板を見ても山の同定が難しい。恵那山や伊吹山まで見えるらしい。腹ごしらえしてから写真を撮影する。だんだん雲が多くなり、白山山頂部は隠れる。
 あるガイドブックによると、山頂からは3方向に登山道が降りているが、視界の悪いときは道を間違えることが多いとあった。
 大阪からも登りに来た人もいる。明日は鷲ヶ岳という人もいた。下りも松田さんとしゃべりながら、元の道を降りる。初秋の、のどかな山旅になった。