増え続ける外来種

日当たりのよい草地や道端にはえる1年草(越年草)。ヨーロッパ原産の外来種で、たまに白色やピンク色したものも見られる。泡立ちがよいことから「石けん花」という愛称がある。上宝地区全域に見られる。5~7月に開花する。
(平成22年6月30日)
道端や荒れた草地にはえる多年草。ヤマガラシと区別するために名づけられた。ヨーロッパ原産の外来種。近年急速に増え出したため、要注意外来植物に指定されている。上宝町全域の道端で見られる。4~5月に開花する。
(平成22年4月28日)
道端や草地などにはえる越年草。在来のオドリコソウの小型版なので名前がついた。ヨーロッパ原産の外来種である。日本の環境に適応し、どんどん生育地を拡大している。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。4~6月に開花する。
(平成22年4月9日)
比較的乾いた土手などにはえる越年草。葉の毛がビロード(天鵞絨)を連想させ、おしべ(雄蕊)にも毛が生えているから名付けられた。ヨーロッパ原産の外来種である。上宝地区全域に見られるが、数はそれほど多くない。8~9月に開花する。
(平成21年7月12日)
ムシトリナデシコ(ナデシコ科) ハルザキヤマガラシ(アブラナ科) ヒメオドリコソウ(シソ科) ビロードモウズイカ(ゴマノハグサ科)
道端や畑にはえる越年草。果実が犬の睾丸に似ていることから牧野富太郎博士が命名したことで有名である。ヨーロッパ原産の外来種である。るり(瑠璃)色の花は美しい。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。3~5月に開花する。
(平成25年4月5日)
草地や荒れ地にはえる一年草。名前の由来は不明である。北アメリカ原産の外来種である。背が高く、広く花粉を飛び散らすので、花粉症の原因として嫌われている。いまのところ上宝町にまれに見られる程度である。7~10月に開花する。
(平成22年8月28日)
草地や小川の周辺にはえる多年草。在来種にハンゴンソウ(反魂草)があり、葉の形が似ているので名前がついたと思われるが、はっきりしない。北アメリカ原産の外来種である。繁殖力が旺盛で、在来種の存在を脅かす恐れがあるので、特定外来植物に指定され、駆除の対象となっている。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。7~9月に開花する。
(平成22年8月1日)
道端や畑にはえる一年草。きちんと開花しない菊なので布のボロ(襤褸)に例えて名前がついたと思われるがはっきりしない。ヨーロッパ原産の外来種である。
上宝地区全域に見られ、数も多い。花期は長く、雪の季節以外は花を咲かせている。
(平成22年4月5日)

オオイヌノフグリ(オオバコ科 ブタクサ(キク科) オオハンゴウソウ(キク科) ノボロギク (キク科)
山地の伐採した土地などにはえる一年草。紅色の花だが、きちんと開花しない菊なので布のボロ(襤褸)に例えて名前がついたと思われるがはっきりしない。
原産地はアフリカと考えられている外来種である。上宝地区全域に見られ、数も比較的多い。花期は長く、6~10月に開花する。(平成21年7月31日)
道端や荒れ地にはえる多年草。背丈が高く、泡のように花をつけるので名前がついたと考えられる。北アメリカ産の外来種である。花がきれいなので栽培されていて野生化したものである。上宝地区全域に見られるが、数は少ない。7~9月に開花する。
(平成22年7月25日)
土手や荒れ地にはえる多年草。文字通り背丈の大きいアワダチソウである。北アメリカ産の外来種である。近年飛騨地区で増えてきた。上宝地区全域に見られ、数も多くなってきた。9~11月に開花する。
(平成21年10月9日)
草原や道端にはえる多年草。フランスではこの植物を「豚のサラダ」ということなら名前がついたと思われる。ヨーロッパ原産の外来種である。タンポポと花の形は似ているが葉が違うので簡単に区別できる。上宝地区全域に見られるが、数は多くない。6~8月ごろに開花する。
(平成21年6月27日)
ベニバナボロギク(キク科) オオアワダチソウ(キク科)  セイタカアワダチソウ (キク科) ブタナ(キク科) 
道端、土手、荒れ地などにはえる多年草。ヨーロッパ原産の外来種なので名前がついた。がく(萼)の下にある総苞外片と呼ばれるものが、鋭く尖(とが)って下向きについていることで在来のタンポポと区別できる。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。花期が長く4~11月まで開花している。 
(平成22年4月7日)
土手や草地、道端などにはえる多年草。園芸用に輸入されたものが野生化したものと考えられる。たぶん原産地はヒマラヤ地方と考えられるが詳しいことはわからない。上宝地区全域に見られ、数も多い。5~6月に開花する。
(平成22年5月18日)
土手や道端にはえる多年草。ヨーロッパ原産の外来種であるので名前がついたと思われる。マーガレットとよく似ているが、葉の形が違うので区別できる。上宝地区全域に見られ、数も多い。5~8月に開花する。
(平成22年5月16日)
道端や土手にはえる多年草。名前の由来は不明である。北アメリカ原産の外来種である。最初は園芸用に持ち込まれたものが野生化した。オオハンゴウソウと同じように特定外来植物に指定され、駆除の対象となっている。上宝地区全域に見られ、数も多い。5~7月に開花する。
(平成22年6月12日)
セイヨウタンポポ(キク科) ヒマラヤタンポポ(キク科) フランスギク (キク科) オオキンケイギク(キク科)

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