リンドウ科・キキョウ科

山地や里山の日当たりのよい草地にはえる多年草。キキョウ(桔梗)という漢字があるが、名前の由来はわからない。かっては里山にたくさんあったが、今では自生のものを見つけるには大変である。庭に植えられている。上宝町のところどころに見られる。7~9月に開花する。
(平成22年7月25日)
山地の林下や草地にはえる多年草。文字通り谷に生育するキキョウ(桔梗)である。花も葉もとても小さく虫眼鏡で拡大しないと形がわからない。白色の地にわずかに紫色の筋が入っている。とてもかわいい山野草である。キキョウの仲間にしては珍しく春に咲く。上宝地区全域に見られるが、数は少ない。5~6月に開花する。
(平成22年5月20日)
山野や丘陵にはえる多年草。この花の中にホタル(蛍)をいれるとさぞ美しいだろうと命名されたと言うが定かではない。この地区には白いホタルブクロは自生していなく、自生しているのはすべてヤマホタルブクロである。時には石垣にはえていることもある。上宝地区全域に見られ、数も多い。6~7月に開花する。
(平成22年6月22日)
山麓の林下にはえるつる(蔓)性の多年草。根の塊が太くニンジン(人参)のようなので名前がついた。茎(蔓)の長さは2~3mにもなる。花をよく見ると、紫褐色の斑点があり、その造形美に圧倒される。非常にまれな植物であり、ななかな自生地を確認できない。8~9月開花する。
(平成20年9月13日)
キキョウ タニギキョウ ヤマホタルブクロ ツルニンジン
山地の草原や耕地周辺の土手などにはえる多年草。花がツリガネ(釣り鐘)状であることと、根が朝鮮人参ににているので名前がついた。葉も花も輪生しているのが特徴である。上宝地区全域に見られ、数も多い。8~9月に開花する。
(平成24年9月13日)

山地の斜面の草原にはえる多年草。葉がソバ(岨、蕎麦)に似ているので名前がついたと言われるが確証はない。ツリガネニンジンに似ているが、葉が互生することと、花が大きいので区別できる。上宝地区全域に見られ、数も比較的多い。8~9月に開花する。
(平成23年8月12日)
山地にはえる多年草。シャジンとはツリガネニンジンのことで、しで(四手)はしめなわや玉串に垂らす紙のことである。ツリカネニンジンの仲間で花の咲く様子がしで(四手)に似ているので名前がついたといわれる。鮮やかな青紫色の花は美しい。上宝地区全域に見られ、数も比較的多い。7~8月に開花する。
(平成21年7月14日)
溝や田の畦にはえる多年草。別名のアゼムシロ(畦莚)も同じ意味で、溝や畦を覆うようにはえているので名前がついた。よく見ると淡い紅紫色の花で可愛らしい。上宝町でにまれに見られる。花期は長く、6~9月ころに開花する。
(平成28年8月17日)

ツリガネニンジン ソバナ シデシャジン ミゾカクシ

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