草地や、明るい林にはえる多年草。根に強烈な苦みがあり、漢方薬のりゅうたん(竜胆)として使われていたのが漢字の由来である。かってはどこにでも生育していたが、近年里山の減少で数を減らしている。日が当たらないと開花しない。上宝地区全体に見られるが、数はそれほど多くない。8~10月に開花する。
(平成21年10月4日)
高原の湿地にはえる多年草。リンドウとよく似ているが、花が完全に開花しないので簡単に区別出来る。上宝地区の湿原にまれに見られる。8~10月に開花する。
(平成24年9月12日)
林の中の半日陰にはえるつる(蔓)性の多年草。文字通り蔓になって1mくらい伸びている。伸びた蔓で他の植物に絡まって上に伸びたり、地面に伸びたりしている。淡紫色の花を咲かせ、秋には紅紫色の実をつける。上宝地区全体に見られ、数も比較的多い。8~9月に開花する。
(平成23年8月23日)
日当たりのよい山野にはえる越年草。花をすぼめた姿が筆の穂先を思わせるので名前がついた。とても小さいことと、春に花を咲かせることで他のリンドウと区別できる。やはり日が当たらないと開花しない。上宝地区全体に見られ、数も比較的多い。4~6月に開花する。
(平成26年5月18日)
リンドウ  エゾリンドウ ツルリンドウ フデリンドウ 
湿った山地にはえる一~二年草。花びらに青紫色の斑点があり、この様子をあけぼの(曙)の空に例えて名前がついたと言われる。一年目にオオバコのような葉をつけ二年目に伸びて開花する。上宝地区全体に見られるが、数はそれほど多くない。9~10月に開花する。
(平成25年8月31日)
山地の乾いた草原にはえる一~越年草。湯で千回煎じてもまだ苦いことから名前がついたと言われる。秋に実をつけると枯れてしまう。花は白色だが赤紫色のすじが入っている。これも里山の減少で数が少なくなっている。上宝地区全体に見られるが、数は非常に少ない。9~10月に開花する。
(平成25年9月30日)
アケボノソウ センブリ   

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