サクラソウ科
道端や薮の中にはえる多年草。先端がしなるように花が咲き、それがトラ(虎)の尾に見えることから名前がついた。白い花がびっしりつき、先端に向けて咲き進むのが特徴である。葉が比較的おおきく、先端が鋭くと(尖)っている。上宝地区全域に見られ、数も多い。6~7月に開花する。
(平成22年7月6日)
やや湿り気のある原野にはえる多年草。オカトラノオと区別するために名前がついた。オカトラノオとよく似ているが、葉が小さくて細いことと花の数が少ないことで区別できる。上宝地区全域に見られるが、数は少ない。6~7月に開花する。
(平成21年7月12日)
湿地にはえる多年草。文字通り沼のようなところに生育している。花序がほほ直線上に上に伸びているのが特徴である。基本的には白い花が咲くが、まれに赤みがかったのも見られることがある。十三墓湿原周辺にたくさん見られる。7~8月に開花する。
(平成21年8月16日)
低地から山地の道端や草原に見られる多年草。果実がナス(茄子)に似ているので名前がついた。地面にはうようにして茎を伸ばしているのが特徴である。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。5~7月に開花する。
(平成21年5月21日)
オカトラノオ ノジトラノオ ヌマトラノオ コナスビ
山中の湿地にはえる多年草。地中海沿岸にレダマ(Retama)というマメ科の木があり、それに似てるので名前がついたと言われている。独特のやわらかい黄色の花が印象的で、愛好者も多い。十三墓湿原周辺ににたくさん見られる。6~8月に開花する。
(平成23年7月14日)
亜高山の草地や林縁にはえる多年草。白い花びらの先端がわずかに赤くなっているので、つまをとる(褄取)に例えて名前がついた。花びらが離れて見えるが実際はくっついている。奥飛騨温泉郷でしばしば見られる。6~7月に開花する。
(平成22年6月7日) 
山麓の湿地にはえる多年草。人家近くにあって、野生のものか栽培されているものか区別がむずかしい。輪生して多数の花をつけるので名前がついたと思われる。自然のものはほとんど見られない。5~6月に開花する。
(平成22年6月15日)
 
 クサレダマ
ツマトリソウ   クリンソウ  
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