タデ科
原野や荒れ地にはえる多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。茎がやや赤みを帯びている。雑草として嫌われている。上宝地区全域に見られるが、数は少ない4~10月開花する。
(平成22年6月19日)
原野や林地にはえる多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。どちらかというと北日本に多いので名がついたようだ。雑草として嫌われている。上宝地区全域に見られ、数も多い。4~10月開花する。
(平成22年6月19日)
湿り気のある草地や水路付近にはえる多年草。花の並んでいるところをすり合わせると「ギシギシ」と音がするから名前がついたと言われている。漢字では羊蹄と書くが、花がヒツジ(羊)のひづめ(蹄)に似ているからと思われる。雑草として嫌われている。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。4~10月開花する。
(平成22年6月10日)
野原や人家付近にはえる多年草。食べると酸(す)っぱいので名前がついた。昔は若芽を子どもたちが遊び半分に食べていた。雌雄異株で赤っぽい花をつけるのでわかりやすい。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。4~6月に開花する。
(平成22年4月17日)
アレチギシギシ エゾノギシギシ ギシギシ スイバ
道端や畑地などにはえる多年草。中国にダイオウ(大黄)というタデ科の薬用植物があり、それに似ているので名前がついた。雑草として嫌われている。上宝地区全域に見られる。6~8月開花する
(平成22年8月16日)
道端や荒れ地に多い1年草(多年草のこともある)。
スイバの小型版なので名前がついた。ユーラシア大陸原産の外来種である。繁殖力旺盛で、在来のスイバをしのぐ勢いがある。上宝地区全域に見られ、数も多い。スイバより遅れて5~8月に開花する。
(平成22年5月27日)
山地の木陰にはえる多年草。雪のように白い筆状の穂を段々につけるので名前がついた。名前がいいのでどんな花かと思うが、以外と質素な花なのでがっかりする。奥飛騨温泉郷にたくさん見られる。5~7月開花する
(平成22年6月10日)

山地や低地の林縁にはえる多年草。花穂の表が赤色裏が白色なのでミズヒキ(水引)に例えて名前がついた。細くて長いので写真に撮るのがむずかしい。キンミズヒキという山野草があるが、それはバラ科である。上宝地区全域に見られ、数も非常に多い。7~9月開花する。
(平成21年8月4日)
ノダイオウ
ヒメスイバ  クリンユキフデ  ミズヒキ 
水辺や溝にはえる1年草。下向きのとげ(刺)があり、ウナギ(鰻)をつか(掴)めそうと言うことで名前がついた。ウナギツカミという春に咲く山野草があるので区別のため秋をつけた。上宝地区全域に見られる。数は少ない。7~9月開花する。
(平成23年9月13日)
人里近くの湿り気のある薮にはえるつる(蔓)性の1年生。名前の由来はわからない。長い茎には鋭いどげ(刺)がある。花はうす(薄)緑で目立たないが、熟してくると、るり(瑠璃)色になるので見分けやすい。上宝地区全域に見られる。数は少ない。7~10月開花する。
(平成20年9月18日)
耕地周辺の草地にはえる1年草。ヤナギタデのように酸味があって食用になるタデ(蓼)もあるが、イヌタデは、酸味もなく役に立たないという意味で名付けられた。生命力が旺盛で群生して景色を真っ赤にすることがある。上宝地区全域に見られる。数も非常に多い。6~10月開花する。
(平成21年9月8日)
やや湿り気のある荒れ地にはえる1年生。イヌタデより大きく、人の背丈くらいになるので名前がついた。赤い花に白い花が混じるので、イヌタデよりも淡い色に見える。上宝地区全域に見られる。数は少ない。6~10月開花する。
(平成22年10月3日)
アキノウナギツカミ  イシミカワ
 
イヌタデ  オオイヌタデ 
 湿地にはえ、地下茎を持った多年草。小さな花だがよく見ると美しい。上宝地区全域に見られるが数は少ない。8~10月に開花する。
(平成21年9月5日)
山地の湿地や日陰にはえる1年草。栽培されているソバ(蕎麦)に花や葉が似ているので名前がついた。花をよく見ると白くて透明感があって美しい。上宝地区全域に見られる。数は少ない。7~10月に開花する。
(平成24年9月13日)
山野の林下にはえる1年草。名前の由来は漢字の通りである。暗いようなところで弱々しく咲いている。花の色は薄紅色だが、なかなか全開しない。上宝地区全域に見られる。数も多い。7~10月に開花する。 
(平成25年9月21日)
水辺にはえる1年草。名のとおり
イヌタデの葉より細長い。上宝地区全域に見られるが数は多くない。9~10月に開花する。
(平成24年9月9日)
シロバナサクラタデ
 
タニソバ  ハナタデ  ホソバイヌタデ 
 湿り気のある人里につる(蔓)状にはえる1年草。茎に下向きの鋭いとげ(刺)がある。さわるととても痛いのでままこ(継子)いじめに例えて名前がついたらしい。上宝地区全域に見られる。数は多い。7~10月開花する。
(平成21年9月8日)
水湿地にはえる1年草。水路や溝に多いので名前がついた。コンペイトウ(金平糖)のような花でなかなか全開しないが、咲くときれいである。繁殖力が旺盛で、次から次からと長い期間花を咲かせる。上宝地区全域に見られる。数も多い。7~10月に開花する。
(平成21年9月8日)
山地の川や谷の近くにはえる1年草。名前の由来は漢字の通りである。葉も花もとても小さいし、茎も細い。特徴がはっきりしているのでわかりやすい。奥飛騨温泉郷でしばしば見られる。7~9月に開花する。
(平成21年7月22日)
水湿地にはえる1年草。葉がヤナギ(柳)の葉に似ているので名前がついた。葉に辛みがあり、刺身のつまとして使われる。私も食べてみたが、ワサビより辛いことがわかった。この写真は水田で撮ったものである。上宝地区全域に見られる。数は少ない。7~10月開花する。
(平成21年9月4日吉野)
 ママコノシリヌグイ
ミゾソバ  ミヤマタニソバ  ヤナギタデ 
山地や荒れ地や道端などいたるところにはえる多年草。根が漢方薬として使用されていたので、名前はそちらからきたと考えられるが、はっきりしない。雌雄異株で写真は雄花である。若芽は食用になる。繁殖力旺盛で、イギリスにも帰化して問題となっている。上宝地区全域に見られる。数は多い。6~10月開花する。
(平成21年6月21日)
山野にはえる大型の多年草。高さが1~3mになる。茎が赤く葉の基部がハート型をしているのでイタドリと区別出来る。上宝地区全域に見られが。数は少ない。7~9月開花する。
(平成23年8月31日)
山地にはえる多年草。イタドリの変種。イタドリは花が白いが、本種は赤いという特徴がある。道端や荒れ地にはないが、山地にまれに見られる。雌雄異株で写真は雌花である。上宝地区全域に見られる。数は少ない。6~10月開花する。
(平成23年8月31日)
 
イタドリ
 
オオイタドリ  ベニイタドリ   
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