里山の植物
スミレ科
簡単な解説
やや湿った山地や道端にはえる多年草。葉の形がフタバアオイ(双葉葵)に似ているので名前がついた。スミレの仲間の中で最も早く、雪解けを待つかのように、3月から咲き始める。上宝地域全体に見られ、数も多い。3~4月に開花し花期も長い。
(平成26年3月31日)
やや乾いた土手などにはえる多年草。花の色があかね色(茜色)なので名前がついた。葉や茎にたくさんの毛が生えている、花びらに中にも毛が生えているのが特徴。上宝町地内で見られるが、数は少ない。4~5月に開花する。
(平成26年4月23日)
日当たりのよいやや湿ったことろにはえる多年草。花の色が変化に富むことから、有明と名づけられた。花の色は白色から紅紫色まである。葉がすっと上に伸びて、ややとが(尖)っているので区別できる。上宝地区全体に見られ、数も多い。4~5月に開花する。 
(平成24年5月5日)
山地のどこにでもはえる多年草。茎の途中から花が咲くので全体に大きく見えるので名前がついたと思われる、蜜の入っている袋(距)が白色なのでタチツボスミレと区別できる。日本海側に多いと言われる。上宝地域全体に見られる、数も非常に多い。4~5月に開花する。
(平成24年5月14日)
アオイスミレ アカネスミレ アリアケスミレ オオタチツボスミレ
やや乾いた土手などにはえる多年草。神奈川県の乙女峠で初めて確認されたので名前がついた。花びらが白色で、蜜の入っている袋(距)が紫色なので、タチツボスミレとシロバナタチツボスミレと区別できる。珍しいスミレである。上宝町でまれに見られる。4~5月に開花する。
(平成24年5月20日)
日当たりのよい道端や土手にはえる多年草。草丈があまり上に伸びないので名前がついたと思われるが、決して小さなスミレではない。淡い紫色の花はとてもきれいでかわいい。上宝町の所々に見られるが、数は多くない。4~5月に開花する。
(平成25年4月13日)
丘陵地や山地の水はけのよいところにはえる多年草。葉の裏側(背後)が、紫色をしているので名前がついた。濃い紅紫色の花は印象深い。珍しいスミレである。奥飛騨温泉郷でまれにみられる。4~6月に開花する。
(平成24年5月20日)
日当たりのよいところにはえる多年草。スミレの白化したものと考えられている。東京の白金で見つかったので名前がついた。葉はスミレと全く同じである。白地に紫の筋が入っているのが特徴である。珍しいスミレである。上宝町でまれに見られる。4~5月に開花する。
(平成23年5月16日)
オトメスミレ  コスミレ  シハイスミレ  シロガネスミレ 
やや乾いた土手などにはえる多年草。蜜の入っている袋(距)も花びらも全部真っ白なので名前がついた。珍しいスミレである。上宝町でまれに見られる。4~5月に開花する。
(平成23年5月2日)
日当たりのよいところにはえる多年草。花の形が墨入れ(大工が直線を引くのに使う道具)に似ているから名前がついたと言われるがはっきりしない。濃い紅紫色の花はとても美しい。上宝地区全体に見られ、数も多い。4~5月に開花する。
(平成21年5月9日)
山地のどこにでもはえる多年草。名前の由来がはっきりしない。スミレの仲間は多いが、このスミレが一番よく見られる。蜜の入っている袋(距)も紫なので他のスミレと区別できる。上宝地区全体に見られ、数も非常に多い。4~5月に開花する。
(平成22年4月20日)
日当たりのあまりよくない山地に生える多年草。葉が長く、根茎が太いので、細辛という名前がついた。花の色が淡いので繊細な印象を受ける。太平洋側に分布するといわれているが、上宝町でまれに見られる。
4~5月に開花する。
(平成26年4月23日)
シロバナタチツボスミレ  スミレ  タチツボスミレ  ナガバノスミレサイシン 
やや乾いた土手などにはえる多年草。スミレにしては珍しく匂いがあるので名前がついた。紅紫色の花だが中心部が白色なので、とても鮮やかに見える。葉に毛があり、葉も細長いので他のタチツボスミレと区別できる。珍しいスミレである。4~5月に開花する上宝町でまれに見られる。
(平成22年5月2日)
やや湿った土手や草原にはえる多年草。めしべの先端が、僧侶が持つにょい(如意)に似ていることから名前がついた。白くて小さなスミレである。上宝地域全体に見られる、数も非常に多い。4~6月に開花する。 
(平成21年4月16日)
山地の日当たりのよい尾根などはえる多年草。九州にたくさん見られるので、肥後(現在の熊本県)と名前がつけられたようである。スミレにしては珍しく葉が羽状に切り込んでいるので間違うことはない。珍しいスミレである。上宝町地内でまれにみられる。4~5月に開花する。  
(平成23年5月2日)
比較的乾いた土の深いところにはえる多年草。うつむき加減に咲く愛らしい姿から、名前がついた。スミレのプリンセスと呼ばれ、薄紅色の花は美しい。葉の背面は紫色をしているし、蜜の入った袋(距)はぴんとはね上がっているのでコスミレと区別できる。珍しいスミレである。上宝町地内でまれにみられる。4~5月に開花する。 
 (平成25年4月14日)
 ニオイタチツボスミレ ニョイスミレ(ツボスミレ)  ヒゴスミレ  ヒナスミレ 
日当たりのよいやや乾いたところにはえる多年草。花も葉もスミレを小型にしたようなので、小さくてかわいいということで名前がついた。人里近くのアスファルトのすきまに生育していることがある。花は濃紫色でよく見ると美しい。上宝地区全体に見られるが、数は少ない。4~5月に開花する。
(平成23年5月2日)
丘陵地や山地の水はけのよいところにはえる多年草。葉の葉脈に沿って白い斑点が入っているので名前がついた。やはり葉の裏が紫色で、シハイスミレの変種と言われている。珍しいスミレである。上宝町地内でまれに見られる。4~5月に開花する。
(平成25年5月13日)
山地の土手などにはえている多年草。植物学者の牧野博士にちなんで名前がついた。やはり葉の裏が紫色で、シハイスミレの変種と言われている。葉が細長く弱々しいので迷うことはない。上宝地区全体に見られるが、数はそれほど多くない。4~5月に開花する。
(平成22年5月14日)
木陰の土手や草原などにはえている多年草。葉が丸いので名前がついた。花は白いが、蜜の入っている袋(距)は薄紅色であることと、葉にノコギリ状の切れ目は入っているので区別できる。上宝地区全体に見られるが、数は少ない。4~5月に開花する。
(平成25年4月23日)
ヒメスミレ  フイリシハイスミレ  マキノスミレ  マルバスミレ 

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