イラクサ科

山地の林の縁などにはえる多年草。茎に鋭いどげ(刺)があって触ると痛いので名前がついた。雄花と雌花があり、茎の近くにあるのが雄花である。茎のてっぺんには花はつかない。畑の雑草になることはない。上宝地区全域で見られ、数も多い。7~9月に開花する。
(平成21年7月23日)
山地の林の縁などにはえる多年草。葉にとげ(刺)があるのはイラクサと同じだが、茶色のむかご(珠芽)がついているので名前がついた。したがって見分けるのは容易である。上宝地区全域に見られるが、数は少ない。8~9月開花する。
(平成22年8月16日)
山地のやや湿った斜面にある多年草。うわばみ(蟒蛇)とは大蛇のことである。蛇の出そうなところに生えているからとか、蛇が消化のため食べるからという説があるが正確にはわからない。写真は雄花。山菜名はミズナと言われ、茎が食用になる。上宝地区全域に見られる、数も非常に多い。4~6月開花する。
 (平成22年5月5日)
山地の湿った所にはえる多年草。ウワバミソウとよく似た環境に生育しているが、花季が違うし、葉の色が違うので区別できる。茎は食べられる。上宝地区全体に見られるが、平地にはほとんどない。8~9月に開花する。
(平成23年8月31日)
イラクサ ムカゴイラクサ ウワバミソウ ヤマトキホコリ
やや湿った林の縁や草原にはえる多年草。花が赤いが、名前の由来ははっきりしない。葉の先端が3つに分かれ、フォーク状になっているので区別できる。日本海側の多雪地帯に多いといわれる。上宝地区全域に見られ、数も多い。7~9月に開花する。
 (平成21年8月4日)
やや湿った林の縁や草原にはえる多年草。アカソと比べるとやや小型で、葉の先端が3つに分かれていないので区別できる。上宝地区全域に見られるが、数は少ない。7~9月に開花する。   (平成21年8月8日)

人里近くの原野にはえる多年草。以前はこの草から繊維を採っていた。カラ(茎の幹)を蒸して処理したので名前がついた。背丈ほどもある大型の草で、先端に雄花、下に雌花がある。写真は雌花である。人里近くにしかないので、繊維を採るために中国から輸入し、野生化したものではないかと言われている。上宝地区全体に見られる。8~10月に開花する。
(平成21年10月4日)
山地の林の縁などにはえる多年草。まお(麻芋)とはカラムシから作った繊維をさしている。カラムシに似ていて、薮になるので名前がついたらしい。雌花がロープのようにつながって上に伸びているのが特徴。上宝地区全域に見られ、数も多い。8~10月に開花する。
(平成22年8月16日)
アカソ
 
クサコアカソ  カラムシ  ヤブマオ 
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