ケシ科
人里の草地や荒れ地にはえる越年草。薬草として多方面に薬効があることから名前がついた。花びらにしわがあることと、茎を切ると黄色の汁が出ることが特徴である。上宝地区全域に見られ、数も多い。花期が長く春から秋まで咲いている。
(平成23年5月9日)
日当たりのよい山地の荒れ地にはえる一年草。ときには2メートルを超えることがある。茎が竹に似ているから名前がついたと言われるがはっきりしたことはわからない。切り口からでる汁には毒がある。昔はトイレの防虫剤として使われていた。上宝地区全域に見られ、数も多い。6~9月に開花する。
(平成21年7月7日)
山地の日当たりのよい草地にはえる越年草。ケマン(華鬘)とは仏具で使用される飾りのことで、花の咲く様子が似ているので名前がついた。繁殖力が強く、上宝地区全域に見られる。数も多い。4~6月に開花する。
(平成22年4月11日)
山中の半日陰のところにはえている越年草。名前の通りつる(蔓)になって1mくらいに伸びる。茎が角張っていて区別しやすい。非常に珍しい山野草で、上宝町でまれに見られる。6~8月に開花する。
(平成21年7月23日)
クサノオウ タケニグサ ミヤマキケマン ツルキケマン
山中の半日陰の岩上にはえている多年草。文字通り山中に生育しているので名前がついた。花の色が薄黄緑色で曲がって咲くのが特徴である。非常に珍しい山野草で、奥飛騨温泉郷でまれに見られる。6~8月に開花する。
(平成21年7月3日)
低地の林縁や草地にはえる越年草。紫色の花が最大の特徴である。毒草なので注意。繁殖力が強く、上宝地区全域に見られる。数も多い。4~6月に開花する。
(平成22年5月5日)
落葉樹林や草原にはえる多年草。この草を中国名でエンゴサク(延胡索)というので名前がついた。とても小さな花をつける。花の下から出ている小さな葉(包)がのこぎりのように切り込んでいるのが特徴である。上宝地区全域に見られる。数も多い。4~5月に開花する。
(平成24年5月13日)
落葉樹林や草原にはえる多年草。ヤマエンゴサクと比べると葉が細く、繊細なので名前がついた。花の下から出ている小さな葉(包)がのこぎりのように切り込んでいないのが特徴である。上宝地区全域に見られるが、数は多くない。4~5月に開花する。
(平成22年4月11日)
ヤマキケマン ムラサキケマン  ヤマエンゴサク ヒメエンゴサク
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