里山の山野草
サトイモ科

畑や田のぼたなどに見られる多年草。花の部分が黒ずんでいて、形が「ひしゃく」(柄杓)に似ているから名前がついた。葉が3枚で、掘るとイモ(正しくは球茎)がついているのでわかりやすい。畑の雑草だが、群生することはない。上宝地区全域に見られ、数も多い。5~9月に開花する。  (平成25年5月14日) やや湿った林下にはえる多年草。名前の由来は不明である。テンナンショウの仲間は数が多く、その違いを見つけるのは大変難しい。上宝町でまれに見られる。5~7月開花し、赤い実をつける。 
(平成23年6月3日)
道端、山地の林下などやや湿ったとろこにはえる多年草。茎の模様が蝮の模様に似ているので名前がつけられた。上宝地区全域に見られ、数も多い。5~7月に開花し赤い実をつける。
(平成21年5月5日)
やや湿った林下にはえる多年草。昔武蔵の国で作ったあぶみ(鐙)に似ているので名前がついたようである。上宝町でまれに見られる。庭に植えていつこともある。5~7月開花し、赤い実をつける。 (平成24年5月20日)
カラスビシャク アシウテンナンショウ マムシグサ ムサシアブミ
高原の湿地に生える多年草。バショウ(芭蕉)いう大型の植物があるが、葉が似ているので名前がついた。上宝地区では十三墓湿原や新穂高の千石平に見られるが、植えられたものではないかと思われる。双六谷の深洞湿原や山之村に自生地がある。4~6月に開花する。
(平成21年5月7日)
高原の湿地に生える多年草。ミズバショウとよく似た環境に生育しているが、少し乾き気味の所にあり悪臭がある。花の形が座禅を組む達磨大師を連想して名前がついた。上宝地区では十三墓湿原や見られるが、植えられたものではないかと思われる。双六谷の深洞湿原に自生地がある。4~6月に開花する。
(平成21年4月27日)
ザゼンソウと同じ場所に生える多年草。動植物にはアルビノ(白化)と呼ばれ、遺伝的に固定したものが現れることがある。この花はザゼンソウが白化したもので自然界にはまれに見られる。この写真は十三墓湿原で撮ったもので、かなり珍しい。4~6月に開花する。
(平成22年4月18日)
 ミズバショウ
ザゼンソウ  シロバナザゼンソウ 

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