【基本の動作】坐しての回り方(跪坐・蹲踞)
 跪坐の姿勢から(一方の膝が生きている場合は、いったん両膝を床につけ)吸う息で腰を真直ぐに伸ばし息を吐く。ついで回る方向に意を注ぎ、息を吸いつつ腰を回しながら、左に回るときは右膝を左の膝頭に90度に運び(両膝がなるべく離れないように)、ついで右踵に尻をつけるように腰を深く回して向きを変える。これに伴って左足は自然に右足により跪坐の構えをとって、息を吐く。すなわち吸う息一息で回る。
右に向きを変えるときは、その反対に運ぶ。これを「開き足」という。


             − 「弓道教本」 全日本弓道連盟より −