ミボロ山とミボロ谷
山語り目次 地図検索
 ミボロ山は、地図上では無名の山です。しかし、東海北陸自動車道がミボロ谷に入口を通り、ミボロトンネルができたことで、ミボロの名が知られることになりました。ミボロというと、荘川町の御母衣ダムが思い出されます。ダム底には、かつて御母衣という集落がありました。
 斐太後風土記によると、御母衣の名は、昔あった御母衣池という泥池からきています。濁った池の泥をミドロといい、これがなまり村名になったといいます。そうであるならば、場所の違うミボロ谷の名の由来についてはわかりません。
 ミボロ谷の入口には、ミボロ橋があります。橋より南側に林道の入口があります。この林道のゲートから東海北陸道の下を横切り、約30分歩くと、左手に中部電力巡視道の黄色い標識が見えます。ここが登山口です。途中から藪こぎになりますが、藪はあまりひどくありませんでした。U時状に湾曲した尾根を行くと山頂でした。三角点は、ササの下に埋もれており、行き過ぎてしまいました。戻ってきて一番高いと思えるあたりを捜すと三角点がありました。まわりは灌木で見晴らしはよくありません。この山は、ホームページ(マイナーな山 岐阜の山)を参考にして登りました。
【参考】富田礼彦(1873):斐太後風土記(上巻)、雄山閣(復刻版)
鉄塔付近からの栗ヶ岳(左)、籾糠山(右奥)
【登頂日】2012年5月27日
【標高】1205m
【場所】岐阜県高山市清見町
【記録】10:05 ミボロ谷入口(林道に入る) 10:30 中部電力NO39鉄塔表示(ここから巡視道) 10:55 39号鉄塔 11:20 39,40鉄塔標識分岐(ここからやぶこぎ) 12:05 山頂着 13:00 山頂発 13:35 39,40鉄塔標識分岐 13:45 39号鉄塔 14:05 中部電力標識(ここから林道) 14:25 ミボロ谷入口(自動車)