中世ロマン

香炉峰の雪いかならむ
この雪をいかに見ると
ゆく川の流れは
尼、地蔵を見奉ること
冬はつとめて

中世ロマン

香炉峰の雪いかならむ


 香炉峰の雪いかならむと仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ・・

 こんな一節がふと浮かび、香炉峰ならぬ雪の北アルプスを見に出かけました。
 

 
この雪をいかに見ると


 雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、文をやるとて、雪のこと何とも言はざりしかへりごとに・・・、かばかりの事も忘れ難し。 徒然草

 さて、雪の風景・・、「おもしろう」ご覧いただけたでしょうか。「かへすがへす口惜しき御心なり」などと、どうかおっしゃらないでくださいね。



ゆく川の流れは


 方丈記、これも高校生の時。今となるとこの冒頭の一節が心に滲みます。

 我が街中を流れる高原川、川沿いに2時間あまり歩いてみました。
 

 
尼、地蔵を見奉ること


 "今は昔、丹後国に老尼ありけり

 地藏菩薩は暁ごとに歩き給ふといふことを、
 ほのかにききて、
 暁ごとに、地藏見奉らんとて、
 ひと世界 まどひありくに・・"
ひょっとしたら

 「歩き給ふお地蔵様に・・」
  なんて、出かけました。

 
冬はつとめて


 凍てつく冬の朝、ドカ雪でなければ大して気になりません。どちらかというと風情のようなものを感じます。

 ちょうど今朝はそんな気候、またまた枕草子がふと頭によぎりました。