春になったある日何か出ています。雑草かとも思いましたが抜かずにそのまま見ていると、確かにコマクサです。何か春と同じうきうきした気分がたまりませんでした。
コマクサを育て始めたのはもう35年も前のことです。そのときは何の考えもなく鉢のまま置いておき一年限りで枯らしてしまうのが常でした。その後こんな貴重な高山植物を無駄に扱う罪悪感からやめてしまったのです。その後ここ3〜4年前園芸店で売っていたのを買って育て始めました。やがて花が咲き種も出来、鉢に播いてみたら次の年やっと二つですが芽が出てきたのです。うれしくて親株にもその発芽した芽にも少し肥料を根元にやってみました。これが失敗でした。両方とも枯れてしまったのです。
そこで一念発起し新たに二鉢買い求めました。確か一鉢800円だったと思います。二鉢買ったのは交配を考えてのことです
昨年取りまきしたものが4月14日よく見てみたら出てきました。舌のようなベロンとしたものですが確かにコマクサです。今後が楽しみです。
次の春出てきてくれた2年目のコマクサを鉢にあげました。
こんな小さな鉢ではと思ったのですが本当に小さな苗だったのでこれに植えてみました。
この中に一年目で花を咲かせた鉢がありました。感激でした。
その後は今年、ホームから「山野草」のとおりです。そちらを見てください。
その後、日に当て水を絶やさず肥料はやらず、置いていたらどんどん双葉を出してくれ、その双葉から葉を出してくれ、何ともうれしい毎日でした。
ケシ科は移植が嫌いと聞いていたのでこのままもう一冬過ごすことにしました。またまた畑に埋めわらをかぶせて雪の布団です。
プランターや大きめの浅い鉢に中〜小粒の軽石を敷き、種を取ったらすぐ播きます。乾燥させると極端に発芽率がおちます。
このまま軽石を移動させることなく何もないところへ毎日毎日水やりをします。冬はこのまま畑に埋めわらをかぶせて雪の下で過ごさせます。春になって発芽しないのは水やりを忘れ乾燥させるのが大きな原因です。特に雪のない地方では冬の水やりが重要となります。雪国に育ちこの点が利点ですかね。
毎日ざあざあと水をやり、日光に当て、鉢の縁に緩効性肥料(プロミック)を置いて肥培した結果、写真の通りすごい数の花をつけてくれました。こんなに咲いていいのだろうかと心配するほどです。
今年です
高山市は岐阜県の北、飛弾地方にあります。2005年2月旧高山市と9町村(久々野町・朝日村・高根村・宮村・清見村・荘川村・国府町・丹生川村・上宝村)が吸収合併して日本の市町村の中で一番広い面積の市となりました。
2007年4月16日 更新
最初はこの二鉢から始めました。買ってきたときはプラ鉢に入っていて、しかもくずれた鹿沼土で植えてあったので注意深く鉢から抜き軽石で植えてみました。しばらく経って花が咲き始めた頃です。
やがて花が終わるころ種が出来てきました。この種の取る時期が難しく、早すぎるとまだ熟れてなく遅すぎると地面に落ちてしまったり。毎日観察を続けこのときは大変な量の種が取れたのです。種もつやつやしていい器量をしています。